トップ>Triumph GT6 整備編>排気音不調(2008年1月)
☆プラグ交換
先週くらいから、GT6のマフラー音が少しおかしい。パワーも何だか劣る。 冬場でエンジンが冷え切っているせいかと思っていたが、エンジンが温まっても様子は変わらない。
ブォー、という音に混じって、少しボボボボ、という音が聞こえる。
これは、火が入っていない気筒がある音だ。

で、本日点検、プラグを外してみるとやはり1本、6番の気筒のプラグが黒くて湿気たまんま。
考えられる原因は、プラグ、ケーブル、圧縮漏れ、デスビキャップの接点磨耗といったところか。
コイルか、ポイントのコンデンサーも考えられるけど、1気筒だけがダメってことはその可能性は少ないかな。

手っ取り早いところで、圧縮漏れを調査、問題なし!
デスビキャップを外してみてみたが、とくに6番の接点が磨耗しているということもない。
次はケーブル交換(予備を常備している)、変化なし!
じゃあプラグ?
問題の6番のプラグと問題のない3番の気筒のプラグを交換して走行してみる。
で、その結果・・・・犯人はプラグだ!!

予備がないので、近くのカー用品ショップへ買いに。
で、交換し、無事6番気筒が復活してくれました!
なんだか先々週よりエンジンが元気になった気がする。
考えてみると、この車入手直後、復活へ向けてプラグ交換して以降、まだ一度も換えていない。
ぼちぼち換え時か?

実は車検から戻ってきて気になっていたことがあります。
プラグの発火部がちょっと焼けすぎてるんですよねぇ・・・
混合気が薄すぎるのかもしれませんが、プラグの熱価が合ってないのかもしれない。

この車のエンジンは、米国仕様のGT6+のエンジンで、取り扱い説明書によると、プラグの熱価は5番相当ということになってます。
でも本国仕様のGT6のエンジンだと、7番相当なんですよねぇ・・・
排ガス規制のデチューンによって、そんなに違ってきちゃうんですかねぇ・・・

というわけで、新品のプラグ1本は熱価6番のものにしてみました。
そして、少し走ってから発火部を見てみたのですが、あまり5番のものと変わらない・・・

やっぱ混合気が薄すぎるのかなぁ・・・
混合気が薄い=ガソリンが空気に対して少ない ということで、混合気が薄い=あまり燃焼しない、と勘違いしている人がいるかもしれませんが、 実は燃焼してエネルギーを出しているのはガソリンではなくて、酸素です。
なので、混合気は濃すぎるよりも適度に薄い方が爆発力が強いのです。
そして、あまり爆発力が強すぎると、プラグが焼けすぎたり、ひどい場合にはエンジンにダメージを与えたりすることがあるようです。

はぁ~、やっぱり燃調が必要なのでしょうか? 燃調って、難しいんですよねぇ・・・私のつたないスキルにとっては敷居が高い・・・


右側、古い方の熱価は5番、左新品は6番にしてみました 6番でもちょっと発火部が焼けすぎの感あり


☆エアフィルター交換
エアフィルターが汚れまくってる。 新品のフィルターをヤフオクで購入、本日交換作業実施。
ま、とくに難しい作業ではないのだが、それにしてもただのウレタンにちょっとオイルを付けたものがなんで1枚千円以上もしてしまうのか?
個人的には非常に納得がいかない。

実は湿式のエアフィルターなんて、自分で簡単に作れてしまうのだ。
次回交換時には自作予定。
そうすれば2枚でも数百円程度で済むはず。

これを知ればバカらしくって市販品なんか買ってられなくなること請け合い!
自作の様子は公開予定ですので、お楽しみに!(いつになることやら・・・)

当然ながら右が新品