トップ>Triumph GT6 整備編>ど素人の限界(2007年10月)
☆安定しない同調
色々やった。
リヤ側キャブの負圧が弱いという現象に対して、ど素人なりに考えられることはすべてやってみた。
ピストン圧縮漏れチェックやキャブのバイパス経路チェック、バイパスバルブガスケット交換、組み付け直し、インシュレータ交換も。
最後に気づいた問題点、エキマニのスタットボルトの偏磨耗による組み付け圧不足の疑いについても、ボルトをBRGさんで新品購入して交換した。
多少の改善はあったものの、満足いく結果は得られない。

所詮はど素人、書籍やネットで拾ってきた情報だけでできることって、このへんが限界だね。
旧車を構成するパーツの中ではおそらく一番デリケートだと思われるキャブの調整は、やはりそれなりの専門知識がないと難しいんだろうなぁ。
というわけで、もうこれ以上乗り出せる時期を遅らせたくないので、やむを得ず専門業者にお願いすることに決めた。
金銭的には非常に厳しい時期なんだけど、しょうがない。 (T_T)ゥゥゥ

リヤ側のエキマニスタットボルトの1本、ネジ山の一部が潰れてる 速攻BRGさんで新品ゲット、交換実施


☆整備と車検に出す
8月頃、業者に出そうか迷っていたときに相談に訪れたCGクラフトさんにあとの整備と車検をお願いすることに決め、仮ナンバーを取って10月13日(土)、GT6を持ち込んだ。
自宅から3分のところにはロータス専門ショップがあるのだが、こちらはちと高級そうな感じがして私の肌に合わない。

CGクラフトさんは自宅から車で7~8分と、ごく近い場所にある。
英国、欧州を中心とした旧車専門の工場で、整備から旧車販売まで手がけている。
外見はいかにも町工場という感じだけれど、一角に設けられたショールームからはただの整備工場ではない匂いがプンプン。
中を覗くと、お~っ!憧れの車や雑誌でしか見たことの無い車が所せましと並んでいる!
ホームページを見るだけで古い車に愛を注ぐオーナーの情熱が伝わってくる。
実際、社長にお会いしてもそれはひしひしと感じることができます。

持ち込んだこの日はざっと症状をお話し、キャブ調整+ミッション漏れ対策+車検をお願いし、旧車談義をひとしきりした後、GT6を置いてきました。
出来上がりまで2~3週間というところでしょうか。

それにしても!
自宅から工場までのわずかな道のりだったのですが、やっぱオープンでこの車に乗ると気分は最高!!
キャブが完調ではないとは言え、川越街道から笹目橋へのバイパスに入る信号をスタートして加速、ふとスピードメータに目をやるとあっと言う間に時速は100Km!
そして、走行中の低く大きな排気音と振動に心は痺れます!
このままどこまでも走っていきた~い!そんな感情が湧き上がってきます。

車検からあがってきたら行くぞ~!!

ショールームに置かれてる古いベンツ こっちは見たことも聞いたこともない車
見たことも聞いたこともない車の内装 GT6よ、しばしの別れじゃ~(奥の白い車は古~いベントレー)