トップ>Triumph GT6 整備編>残り作業:ステアリング交換/ECバルブダイアフラム交換/ミッションオイル漏れ(2005年09月)
☆ヤフオクでゲットしたモトリタステアリングに換える
革巻きに失敗し、いっそのこと新しいステアリングに買い換えようかなぁ、などと考えつつ、なにげなくヤフオクでステアリングを 検索していると、なんとちょうどモトリタの革巻きステアリングが出品されてるではないですか!グッドタイミング! こりゃ神の啓示だと勝手に思い込み、即入札。
ミニ用のボスとレイランドのセンターキャップ(これも何かの因縁か!)が付いて1万円でGet!十分綺麗です。

私のGT6のステアリングはモトリタではありませんが、ボスの取り付け位置はモトリタ用に非常に近いんです。 なので、結局このヤフオクのステアリングに変えることにしたのでありました。
手元に届き、週末さっそく取り付けてみました。やはりボスの取り付け穴の位置が微妙にずれており、そのままでは付きません。
でももとよりそれは覚悟の上で入札したので、何とかするしかありません。ドリルを使ってボスの穴9箇所を少しづつ、0.5mm程度外側に削りました。 で、再度取り付け。OKです!
以前、BRGで思わず買ってしまっていたモトリタ用のホーンボタン付きセンターキャップと取り付け用のアルミプレート(そのふたつで1万5千円もしてしまった!大奮発!)も付けると、見違えるほど綺麗になりました。

ヤフオクでGETしたモトリタステアリング 微妙にボスの取り付け位置が違い、ドリルで穴を削って微調整
BRGで購入したホーンボタンとプレート 取り付け完了!スポークは黒のままだけど、まぁいいか

☆ECバルブのダイアフラム交換
以前からエンジンの回転がどうも不安定で、キャブを色々と調整してみたり細かいパーツを交換してみたりしても改善しない状態が続いていました。 で、ふと気がついたのがインマニの真ん中から伸びている1本のホース。これは途中で小さな円錐形のパーツを経由してロッカーカバーの上部まで繋がっています。 これはひょっとしてブローバイガスを循環させている装置なのか?

ブローバイガスというのはシリンダーやバルブのわずかなすき間から漏れる未燃焼ガスのことだそうで、これがクランク内に溜まるとオイルの劣化を促したりするやっかいものらしい。 で、近年のクルマにはその未燃焼ガスを吸気系統に再度循環させて燃やしてしまうための装置が取り付けられているそうなのですが、これがその装置なのでしょうか?パーツリストを見てみると EC(Emission Control)バルブ、とあります。誰かこの機構を知ってる方、教えてもらえると嬉しい!

で、この装置の正体はさて置き、吸気系に何らかの影響を及ぼしていることは間違いないので、まずはECバルブとやらをバラしてみました。 構造は単純で、中は給排気の気体の流量を一定に保つために設けられているであろう、ダイアフラムとそれを押さえる小さなプレートとスプリングで構成されていました。 案の定、ゴム製のダイアフラムは薄いプラスチックのように硬化してしまっており、弾力を失ってしまっています。 さっそくBRGさんに出向き、新品のダイアフラムを購入(900円)。交換したところ、おおっ!ウソのようにアイドリングが安定しました。嬉しい・・・!
これがECバルブとやら。インマニとロッカーカバーにホースで繋がってます その中身。黒いのがゴム製のダイヤフラム。これが硬化してた

☆ミッションからオイル漏れ!
オールペンに出す前からなのですが、ミッションボックス後方からオイル漏れが発生しています。
そんなにたくさん漏れ出るわけではないのですが、週末、エンジンをかけてしばらくすると熱くなった排気管あたりからモワモワとミッションオイルの焼ける独特の匂い(これがなんとも言えず臭い!)と薄い煙がただよってきます。
漏れたオイルが排気管に垂れているようです。5分ほどするとオイルが焼け切ってしまい、匂いも煙もなくなります。で、翌週末にエンジンをかけるとまた匂いと煙が・・・という具合です。
漏れ出ていそうな位置から推測すると、どうやらスピードメーターケーブルとピニオンギアの結合部のあたりが怪しい。
ケーブルとギアのジョイント用のパーツか、あるいはピニオンギアのシャフト回りに構成されているオーリングかシール。この辺が犯人ではないかと・・・。
とりあえずはジョイント用のパーツを外し、全体を脱脂してからオイルを入れて様子をみたところ、確実に1箇所、オイルがジワーっと出てきているのが確認できました。
ただ、これだけが原因なのかどうかは怪しいところ。ピニオンギアのオーリングやシールからも漏れ出ているかもしれない。
でもそれを確認するためにそいつらを外すのはちょっとリスクが高い。
というのは、オーリングは新品が手に入るけど、シールが欠品なのです。もしもこの部分に元々は問題がなかった場合、 一度外してしまったことによって逆にこれまで漏れていなかったのに、漏れが出てきてしまうこともあり得るからです。

取りあえずは触らぬ神にたたりなし、寝た子は起こさない、やぶ蛇にならない、え~と、同じような諺か言い回し、他になかったっけ・・・
まいいや、とにかく、まずは乱暴だけどパテ埋めでジョイントの漏れをなんとかして止めるようにして(止まるのか?)、あとは様子をみることにします!

こいつがスピードメータケーブルからピニオンギヤへのジョイント こんな感じで漏れてた箇所をパテ埋め。漏れは止まるか?