トップ>Triumph GT6 整備編>GT6のボディ修復状況 その2(2005年07月)
☆見事修復!フロアパネル
7月に入り、腐ったフロアの修復はどんどんすすんできました。
完全に底が抜けてしまっていた運転席側のフロアもドナースピットのフロアが綺麗に移植されていました。
実はドナーのフロアも運転席側は錆びが結構出ていて表面がかなり荒れていたらしく、ハンダで表面補修を行った部分もあるそうです。
ボンネット、トランクリッドの表面もサフェーサーが吹かれ研磨も完了しています。
ボンネットは一部分、形状がおかしなところがあったそうで、ドナーのボンネットの一部を切り取り、移植したそうです。
このGT6、運転しているとボンネットあたりからギシギシガタガタと音がしてうるさくてしょうがなかったのですが、これで解消するかもしれません。
あと、助手席側はドアやドア下の辺りも結構補修されていたようで、本来、どういう形状が正しいのかがわからなくなっていたそうです。ドナーのスピット1500と比べても各所で微妙に形状が違うそうです。
この頃の英国車は製造の精度があまり高くなかったんでしょう、同じ車種でも製造年によって微妙に形が違うことがあるそうで、GT6とスピットを合体させたこの車ならなおさらでしょう。

7月後半に入るとフロアにはシャシーブラックの塗装が施され、見事に修復完了!
それ以外もボディは全体的にサフェーサーの塗装まで完了しており、あとはほぼ色を入れるだけの状態です。
何色に塗ろうか、色々考えましたが、結局、イエローにすることにしました。あまり明るい色合いではなく、濃い目で少しメタリックの入ったイエローを選びました。自分としてはちょっと冒険したつもりです。
さらに!冒険ついでだ!と思って、ハードトップをあえて同色にすることを避けました。イエローではなく、アイボリーにすることに・・・・
たぶん、オリジナルのGT6(というか、スピットMK2やMK3)にはツートンカラーはなかったと思いますが、この車についてはもともとオリジナルでもなんでもない状態だったので、「オリジナル」に対するこだわりは全く無いので何でもOK!
どんなできあがりになるか、楽しみなようなちょっと不安なような・・・
次回更新ではオールペンが完了したGT6をお披露目できるかと思います。

完全に底が抜けていた運転席フロアもドナーのフロアで補修完了 錆でグサグサだったサイドシル、ロッカーパネルもすっかり綺麗に
運転席フロアはその後シャシーブラックで塗装も完了。
見違えたね。
同じく助手席フロアもすっかり新品同様!?
これはドナーのボンネットの耳の部分。GT6補修のために切り取られていました そのGT6ボンネットもサフェーサー塗装が完了し、後は色を入れるだけ
トランクリッドも同じく化粧待ち フロントウインドウフレームはこれから錆/塗装落としですね