トップ>Triumph GT6 整備編>GT6のボディ修復状況 その1(2005年05月)
☆思ったよりひどいボディの状態
所沢のITO(アイ・ティー・オー)さんにドック入りしているGT6のその後の状況報告です。
工場にはけっこう毎週のように顔を出して様子を見に行っています。(ITOさん、すみません、いつもお邪魔してま~す!)
最初、お願いしていた運転席と助手席の足元の鉄板修復から着手していただきました。
これは目で見てわかっていたとおり悲惨な状態で、錆でやられてる部分を削っていってもらったら足元の鉄板部分は完全になくなってしまいました。
それだけなからよかったのですが、ドアの下部、ロッカーパネルの内側が錆びでグサグサの状態!
ドナーの部品取りスピットのものを切り取って溶接してもらうことになりました。
ボディのリアサイド両側にも意味不明の穴が・・・・バンパーを止めるための穴?なんでこんなものが?
トランクリッドの塗装を剥離したところ、やたらと小さな穴があります。TRIUMPHのレター用の穴はいいとしても、それ以外にもいくつもの穴が・・・
レター用の穴以外はすべてパテ埋めしてもらうことにしました。
「バラしていくとあちこち鉄板が割れてしまうんだよねぇ・・・」
と年季の入った職人の方が作業をしながらちょっと困った顔で一言。申し訳ない!
「すみませんねぇ、なんか思ってたよりも大変みたいで・・・」
と社長さんに謝ると、
「いいかげんな仕事はしたくないし、しっかり仕上げて長く乗ってもらえればいいと思ってますから」
とのお言葉!やはり思っていた通り、このSHOPは”職人気質”のお店だ!
いいかげんな仕事をする整備工場、板金工場は多いと聞きますが、ここなら安心してまかせられます。お薦めで~す!

運転席フロアは完全に底が抜けました 助手席側のロッカーパネルの内側は錆で悲惨な状態
ドナースピットのロッカーパネルの部分を切り取ってます。
これを溶接するらしい
リヤサイドアンダーに何やら意味不明の穴が・・・両サイドに同じものがあります
センターの"TRIUMPH"レターを取り付ける穴以外はパテ埋めしてもらいました 徐々に塗装剥離面積が広がっています。ドアはチリが合ってなかったのですが、バッチリ修復されてます。
この画像を撮った時点では既にロッカーパネルも溶接完了!
ドア内側。ボディのほかの部分はグリーンの塗装がベースになってましたがドアは赤?
いったい何台のスピットを合体してるんだろ?
ドナーのパネルを溶接完了した助手席側のフロア。
白い部分がドナーのパネル。当たり前ですが、さすがプロ!